賃貸借契約における「名義貸し」とは?違法性や名義貸しに潜むリスクも解説
知り合いから賃貸物件に住みたいから名義を貸してほしい、と言われた方はいませんか。
何も知らずに名義貸しをおこなうと、取り返しのつかない事態に発展する恐れがあります。
今回は、賃貸借契約における名義貸しとは何か、違法性の有無と名義貸しに潜むリスクを解説します。
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賃貸借契約における名義貸しとは
名義貸しとは、自分以外の相手に名義を貸す行為のことです。
賃貸借契約における名義貸しでは、契約書にある賃貸物件の借主を記入する欄に、名義を貸した方の名前を書く行為を指します。
名義貸しをおこなうと、契約上の借主と実際に賃貸物件に住む方の名前が異なる状態となるのが特徴です。
賃貸借契約において名義貸しが必要になる理由としては、入居審査に落ちる可能性が考えられます。
希望する賃貸物件へ無事に入居したいとの思いから名義貸しを依頼するケースは珍しくありません。
なお、名義貸しが例外的に認められるケースとしては、大学進学などを理由に親が子どもの代わりに賃貸借契約を結ぶ場合などが挙げられます。
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賃貸借契約における名義貸しの違法性
原則として名義貸しは違法行為です。
賃貸借契約は、賃貸物件の貸主と借主が一定の期間その関係性を保つために必要な契約であり、その際に借主は正しい情報を貸主に伝える義務を負います。
もし名義貸しをおこなって契約書に実際の借主とは異なる方の氏名を記入すると、賃貸物件を契約した方による無断転貸となるのです。
無断転貸が発覚すると、名義を貸した方が刑法第246条第1項で定められた詐欺罪に問われる恐れがあり、10年以下の懲役刑も覚悟しなければなりません。
あくまでも名義貸しは違法行為にあたるため、善意だとしても名義をほかの方に貸すのはやめましょう。
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賃貸借契約にて名義貸しをおこなった場合のリスク
賃貸借契約にて名義貸しをおこなうと、契約上の責任を問われるリスクがあります。
たとえば賃貸物件に住んでいる方が家賃を滞納した場合、名義を貸した方に支払いが請求されます。
名義貸しをおこなった事実が貸主に発覚すると、賃貸借契約に違反したことを理由として損害賠償請求される恐れもあるのです。
名義貸しを依頼した方だけでなく、名義を貸した方も併せて損害賠償に応じなければならないケースも考えられます。
また、名義貸しには保険会社との間でトラブルが起きるリスクがあることも忘れてはいけません。
かりに賃貸物件で火災が生じた場合、火災保険に加入していても名義貸し状態では保険金を受け取れない可能性があります。
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まとめ
賃貸借契約における名義貸しとは、実際に賃貸物件に住む方とは異なる名前を契約書に記入する行為のことです。
原則として名義貸しは違法行為にあたり、詐欺罪に問われる恐れがあります。
滞納した家賃の支払いを求められるなどリスクが大きいため、名義貸しはしないようにしましょう。
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