賃貸物件の解約時におこなう手続きと退去までの流れを解説
賃貸の退去時にはさまざまな手続きがあるため、早めの準備が必要です。
必要な書類を集めたり、退去の日にちを決めたりなど、流れを把握していないと準備に手間取ってしまうので退去前にしっかり把握しておきましょう。
この記事では、賃貸物件の解約時におこなう手続きと退去までの流れを詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてください。
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弊社へのお問い合わせはこちら賃貸を退去する際の流れ:解約予告期間や解約届とは
賃貸退去時の手順を誤ってしまうと、契約を解除できなかったり、大家さんや管理会社とトラブルに発展してしまったりすることもあるので、流れについてしっかり理解しましょう。
また、引っ越しの準備や次の住居の手配などもあるため、早めに準備を開始して余裕を持ち手続きをおこなうようにしてください。
賃貸借契約書
退去することを決めたらまずは、賃貸借契約書の内容を確認しましょう。
賃貸借契約書とは、その名のとおり賃貸を契約したときの書類になります。
この契約書には、解約予告期間や貸主の連絡先が記載しているので、それを元に準備をおこなう必要があります。
また、契約書に記載してある内容を守らずに解約をおこなうと、違約金が発生する場合があるので内容はしっかりと読み込んでおきましょう。
賃貸借契約書は、賃貸の契約時にもらっているので見当たらない人は早めに見つけ出しておいてください。
解約予告期間
賃貸借契約書の内容の確認をしたら解約予告期間までに大家さんや管理会社に連絡をしましょう。
解約予告期間とは、「契約解除を申し出る場合は、この期間までに連絡をおこなうように」と決められた期限のことをいいます。
契約を解除する場合はこの期限までに連絡する必要があり、期限を過ぎた場合は希望の日程までに解除できずに引っ越しに影響がでたり、違約金を請求されたりすることもあるので注意が必要です。
一般的には1ヶ月前までが期限となっている所が多いですが、賃貸によっては3ヶ月前までに連絡をしなければ解約できない所もあるので、賃貸借契約書を見て期間を把握しておきましょう。
解約届の提出
大家さんや管理会社に連絡が住んだら次は解約届けを提出しましょう。
解約届けとは、賃貸物件の契約解除をする際に提出する書類になります。
書類には、個人情報などの基本的なものから、引っ越し理由や転居先の住所を記載して提出します。
解約届は、契約時の種類と一緒にもらっている場合が多いですので探してみてください。
もし書類をなくしてしまった場合は、大家さんや管理会社に連絡して書類をもらうようにしてください。
日程調整
次の住居が決まったら大家さんや管理会社に日程調整の連絡をしましょう。
退去前に部屋の状況を確認する際に立ち会いが必要となるため、その日程を調整します。
部屋に傷や汚れがあった場合、修繕費が発生することがあるので、それを一緒に見て誰が費用を払うのか話し合います。
このときは、部屋に荷物があっては邪魔なので荷物を送り終えたあとに日にちを調整しましょう。
各種手続き
退去の日にちが決まったら電気・ガス・水道などのライフラインの手続きを行いましょう。
引っ越し先でも同じ会社と契約するなら転居の届け出を行い、そうでなければ今まで契約していた会社との契約を解除する必要があります。
また、役所での手続きもあるのでこちらも早めに済ませておきましょう。
引っ越し・部屋の片付け
引っ越しの準備と片付けも少しずつはじめておきましょう。
退去ギリギリに準備すると忘れ物をしたり掃除をする時間がなかったりするので、早めにはじめておくことをおすすめします。
引き渡し
別途最後は、管理会社立ち会いのもと引き渡しを行います。
大家さんや管理会社の人と部屋の中を30分ほど確認して話し合いが住んだら終了となります。
この作業が済めば引き渡しとなるので、このときにカギを渡しておきましょう。
敷金の精算
すべての流れを終えたら最後は敷金の精算になります。
入居した際に払った敷金から、修繕費を引いた金額が返金されます。
賃貸退去時におこなう手続きの流れ
電気・ガス・水道の手続きに加えて役所への届け出が必要になるのでその方法を紹介していきます。
電気
まずは電気会社に連絡をします。
通常は電話で連絡しますが、最近ではインターネットでも連絡ができるので、電話をする時間がないという人はインターネット申し込みをするといいでしょう。
インターネットを使用する際の注意点としては、電話と比べて対応が遅れる点や、日程まで時間があまりない場合は受け付けてもらえない場合があるので、早めに連絡しましょう。
手続きには住所や氏名、停止日と引っ越し先の住所などを求められます。
ガス
こちらもまずはガス会社に連絡をしましょう。
ガスの場合も基本的には電気と変わらない流れになりますが、電気と比べ時間がかかる場合があるので少し早めに連絡することをおすすめします。
解約時はそこまで時間はかかりませんが、利用を開始するときは、係員の立ち会いが必要となり日程を合わせたりする必要があるので早めに手続きをしましょう。
手続きには住所や氏名、停止日と引っ越し先の住所に加えて、お客様番号が必要になります。
お客様番号は、ガスメーターに貼ってある検針表に表記してあります。
水道
こちらもまずは水道局に連絡をしましょう。
水道の場合も基本的に流れは変わらないので同じように進めていきます。
手続きに必要な情報は、住所や氏名、停止日と引っ越し先の住所、お客様番号となります。
水道の場合、同一市町村内での引っ越しであれば、閉栓と開栓が1度の連絡で住むので覚えておくとよいでしょう。
転居に伴う手続き
転居(引っ越し)した場合には役所に届け出の書類を提出しましょう。
転出するときは、印鑑を持って住んでいる地域の役所に行き、住民移動届け出を提出して転出証明書を発行してもらいます。
そして転入した場合は、新たな地域の役所に、転出証明書と印鑑と持っていき転入届を提出し完了となります。
転出届けは14日前から届け出を受け付けており、転入届けは入後14日以内に提出しなければならないので期間を守り手続きをしましょう。
また、転入届は提出期限を過ぎると罰則を受けることがあるので注意が必要です。
その他手続き
役所への申請は他にもたくさんあります。
印鑑登録、国民健康保険や年金、転籍とどけなど他にもたくさんの届け出が必要となります。
これらも、基本的に転居から14日以内に手続きが必要なためできるだけ早めに済ませておきましょう。
引っ越しする際の注意点
賃貸契約を解除して退去する際の注意点をいくつかご紹介します。
敷金精算についての注意点
敷金の精算は退去時に行われますが、場合によっては追加料金を支払うことになるので覚えておきましょう。
賃貸には原状回復という考え方があり、引っ越しする際には部屋を元の状態に戻す義務が発生します。
ですので、部屋の中を汚したり、備品を破損させてしまったりする場合はその修繕費を敷金から保証しなければなりません。
しかし、汚れや破損の度合いによっては、始めに払った敷金では修繕費が足りないということも考えられます。
そうなった場合、敷金の返金はなくなり、追加で修繕費が発生するので覚えておきましょう。
汚れなどに関しては自分で清掃することで綺麗にできるので、引っ越し前に掃除をおこなうとよいでしょう。
部屋のカギ
部屋のカギを返す際は、コピーなどもすべて返却しましょう。
賃貸によっては、契約時にカギのコピーを渡されることもありますが、引っ越しの際はそれもすべて返すようにしてください。
すべて返却しないと、防犯上の都合でカギの交換費用を請求されることがあるので、必ず返却するようにしましょう。
まとめ
賃貸物件の解約時におこなう手続きと退去までの流れを解説しました。
手続きはとてもたくさんあるので、早めの行動を意識しましょう。
また、知らないうちに契約違反をしてしまうことも考えられるので注意しておこなうようにしてください。
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